「子どもの実態」にせまる授業づくりのために

今日は、朝から晩まで、初任者研修がありました。この日は公開授業でもあったので、多くの方が参観してくださいました。

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まず、1コマ目は藤本先生による「教科書編纂のひみつ」について教えていただきました。

どのような経緯で、教科書が編纂されており、そこに盛り込まれている意図は何なのかについて詳しく教えていただきました。

2コマ目は、深澤先生による「発問と子どもの発言」についての授業でした。有田和正さんの有名な発問を起点として、どのような発問をすれば、子どもは思考を深めるのか、について考えました。

そしてその発問の裏には、多大で深淵な教材研究があるということも、深澤先生ご自身の経験からも教えていただけました。

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最後の方で、ある初任者からは、なかなか主発問を1つ、と定められないのだが、重ねて発問していくとズレていく気がして…という質問がでました。子どもの実態に合わせて、主発問を考えるのはとても難しいことで、初任者である受講生たちも日々苦戦している様子がうかがえますね。深澤先生の回答が知りたい方は、ぜひ、和歌山大学教職大学院に来て受講していただきたいですね。

お昼を挟んで、3コマ目は谷尻先生の「子どもの実態分析とそれに基づいた単元計画」の授業でした。

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谷尻先生の専門である中学校・社会科の経験をもとに、どのような子どもたちを担当したときに、どのように単元計画を工夫してきたかについて、体験的に学びながら、お話をききました。

谷尻先生が経験された「子どもの実態」が、「えぇ~~?!」と思わず声が出るほどの「実態」で、そのような状況でも社会科授業を成立させるだけでなく、子どもとともに深めていったというお話に感銘を受けました。

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4コマ目は、須佐先生による授業でした。1月19日に予定している指導案提案発表に向けて、まず和歌山県と和歌山市の実態を理解します。今年度の全国学力・学習状況調査結果をもとに、和歌山県と和歌山市の小学校6年生と中学校3年生の課題について、考えます。その中でも、「わくわく・どきどきする言語活動」について取り扱い、この後考える指導案も国語科で考えていくことになりました。

この後、藤戸台小学校の理科室をお借りして、中山先生から、科学教育分野の指導のあり方について学びました。

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まず、実験を行い、なぜその現象が起こるのかグループごとに考えました。

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その実験がどのような現象で、理科のどの単元につながっているのかについて解説があり、実験を実施する際に教師自身が「実験内容のしくみや理由を理解する」こと、そして子どもにもそれを理解させることが非常に重要であることがわかりました。

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そして、今日の理科教育の課題について解説を聞きながら、科学教育の重要性について考えることができました。

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実験、観察とその結果の共有化、顕微鏡による観察、と理科教育の根幹を体験することで、理科って楽しい!と実感し、この楽しさを子ども達にも伝えたいと受講生たちにも思ってもらえたんじゃないでしょうか。(希望的観測か…?)5322165955907

また、中山先生の授業はとても授業構成が工夫されていて、理科を扱いつつジグゾー法を取り入れたり、数学にかかわる顕微鏡観察を組み込んでおられたり、と中学校教諭他教科の初任者にも学びがあるよう配慮されていて「さすが!」と思わされるポイントがたくさんありました。この授業づくり自体が、お手本として非常に意義深いものでしたね。

こうして長い初任者研修と授業実践力向上コースの授業は終了しました。受講者の皆さん、お疲れさまでした。

参観してくださった皆さん、ありがとうございました。

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